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コラム

【海外人材から労働環境についてのクレーム、その時あなたはどうしますか?】2

(つづき)

 

それで結局どうなったかというと、オーナーは「そんなに言うならしかたない」ということで、その留学生にだけはキッチリ一時間の休憩を、どんなにお店が忙しくても取らせることになりました。ですが、その女性は結局居づらくなってしまったのか、その後すぐに辞めてしまったんです。

他の人がバタバタ忙しそうに働いている状況でも「あいつにだけは頼むなよ!あいつには休憩きっちり取らせるからな!」とオーナーにこれみよがしに言われるのだから、居心地が悪くなったのは当然ですよね。

 

そういえばその他にも、中国からの留学生が「生理休暇を取らせてほしい」と言ったときも、大将は「これだから留学生は自己主張が強くて困る・・」とブツブツ言っていました。

 

 

この話で結局何を伝えたかったのかというと、留学生からの「お話があります」を、その時点で「クレーム」だと受け取ってしまった大将の固定観念です。

《従業員からの物言い=クレーム=こちらに非があることを責められている》

・・という受け取り方をしてしまったので、残念な結果に結びついてしまったのだと思います。

 

「私はこう思います」や「私はこうしてほしい」は、何の色もついていない、ただの意見表明です。その意見を受けたほうは絶対にその意見を100%呑まなければいけない、というわけではありません。

その意見を受けて、こちらがどういう意見を持つのかはこれから。

つまり、まだ何も始まっていないのです。

 

今思い返してみて感じるのは、おそらくアジアからの留学生たちは、「私はこう思います」や「私はこうしてほしい」という意見表明をすることで、対話の場を持ってほしかったのだと思います。

意見をクレームとして受け取るのではなく、その意見をきっかけとして話し合いをしたかっただけだと思うのです。

 

(クレームという言葉も、そもそもネガティヴなイメージがあるのは日本で使われた場合だけかもしれませんけどね。)

 

そして話し合った結果、

「じゃあお店が忙しい時にはみんなが100%休憩を取ることは難しいとしても、お昼ごはんだけは食べられるように気を配り合おう」とか、

「そもそも人員配置を考え直した方がいいのではないか」とか、

いろいろなアイデアが出てくる可能性があります。そういったフラットな話し合いの場が持てれば、お店のためにも従業員のためにもなりますよね。

 

日本では、【自分の意見を表明する人】に対して引いてしまったり・・・・

3につづく・・・

 

 

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代表 山崎梨紗