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Column

コラム

アメリカより現地報告

「本日判明した感染者は39名です。」

夕方5時。3月初めに州知事より緊急事態宣言が出されてからというもの、毎日この時間に
州知事が会見を行う。
キーワードは「Stay Home」と「Social distancing」。外出を自粛してください、対人距離
を6フィート(約180cm)とるようにしてください、というもの。
経済活動に対しても厳しい要請が続いている。
すでに全ての飲食店はクローズ。ドライブスルー、デリバリーまたはテイクアウトの形式
でしか販売できない。
三日前には、スーパー、薬局、銀行、ガソリンスタンドなど生活にとって重要な施設以外
のほとんどを閉めるようにとのアナウンスがあった。衣料品、靴、ジュエリー、家具、娯
楽、花、本、車のディーラーなど、多くの店が知事に指定された日から店を閉めた。
日本同様、パニック買いも起こっている。
ある日近くのスーパーに行ったら、一週間前は豊富にあった肉、缶詰、冷凍ピザ、じゃが
いも、人参がすべて売り切れていた。トイレットペーパーに至ってはどのスーパーに行っ
てもどこにも見当たらない。

赤ちゃんを持つアメリカ人ママにとって深刻なのは、baby wipe(おしりふき)の供給不
足だ。手元に半パックしかないのに店頭にはないしネットでは驚くほどの値段でしか売っ
ていない!と慌てるアメリカ人ママがいた。彼女は、職場の同僚がある店の入荷情報を教
えてくれてなんとか数個手に入れることができた(彼女は自分と同じような境遇の人のこ
とを思い、買い占めはしなかったそうだ)。しかしこの先いつまた手に入れることができ
るのか不安を抱えている。
州内の学校は現在、小学校から大学まですべてが休校。小中高の学校再開は4月20日が予
定されているが、更なる延期を予想する人も多くいる。
少し前まで、アメリカの人たちはコロナウイルスを対岸の火事として見ていた。ところが
、今のアメリカはまるで違う。誰がこんな日々を送ることになると考えていただろうか。
「Stay Home」と「Social distance」。アメリカのコロナウイルスとの戦いはまだ始まった
ばかりである。     (3月25日現在の記事です アメリカケンタッキー州 堀尚子)